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Sony Bravia を Home Assistant に統合したら家の朝晩がちょっといい感じになった話

Sony Bravia Home Assistant iOS Shortcuts スマートホーム オートメーション テレビ ライフハック Zigbee

要旨

Sony Bravia を Home Assistant (以下 HA) に統合して、テレビを家全体のシーンの一部として扱えるようにした。やってる連動はざっくり:

  • : iPhone のアラームが鳴ると、テレビが自動で点いてニュースチャンネルになる
  • リビングのテレビをつけた瞬間: リビング全体を照らす中央照明が消えて、机の上を照らすダウンライトのみに切り替わる

技術的に重い記事じゃなくて「Bravia 持ってて HA も使ってる人なら、繋いどくとちょっと生活が楽になるよ」というカジュアル枠です。

背景: Bravia 単体だと「リモコン置き換え」止まり

Sony Bravia は Android TV ベースなので、それ単体でもアプリは入るし Google Assistant も使える。ただし家の他のデバイスとは無関係に動く。

  • テレビをつけても照明はそのまま
  • アラームで起きてもテレビは点かない
  • 寝室から「テレビ消して」と言いたいけど、Bravia リモコンを取りに行く必要がある

要するに Bravia 単体だと 「テレビ単独で操作する」 という体験から抜け出せない。Apple HomeKit / Google Home 経由でも一応 ON/OFF はできるが、他デバイスとの連動 (照明・センサー・iPhone アラーム) は組みづらい。

ここで Home Assistant をハブにすると、Bravia は HA から見ると ただの media_player エンティティになる。他の light.* sensor.* binary_sensor.* と同列で扱える ようになるので、自由に automation を組める。

連携: 公式 Sony Bravia インテグレーションを入れるだけ

HA 標準 (HACS 不要) の Sony Bravia TV インテグレーションを入れる。設定画面から IP / PSK or 認証 PIN を入れれば終わり。所要 5 分。

これで HA に

  • media_player.living_tv (電源 / ボリューム / 入力切替 / アプリ起動)
  • remote.living_tv (リモコンキー個別送信、HOME / INPUT / ChannelUp 等)

が生える。あとはこいつらを他のエンティティと組み合わせて automation を書くだけ。

1. 朝のアラームで自動でニュースが流れる

これが地味に一番便利。

やってること

  1. iPhone のヘルスケア → 睡眠スケジュールで起床時刻 (例: 7:00) を設定しておく
  2. iOS Shortcuts のオートメーションで「起床時」をトリガにする
  3. そのオートメーションから HA の Webhook を叩く
  4. HA 側 automation が webhook を受けて、media_player.living_tv を ON → 入力をニュースチャンネル (or YouTube のニュースアプリ) に切り替え

これだけ。リビングに歩いていく頃にはテレビがついてニュースが流れてる状態。

iOS Shortcuts 側 (オートメーション)

  • トリガ: 起床時 (iPhone の睡眠スケジュールに連動)
  • アクション: 「URL の内容を取得」 で HA の webhook を POST
    • URL: https://<ha-cloud-or-tunnel>/api/webhook/morning_news

iOS Shortcuts はネットワーク経由で HA に到達できれば良いので、Cloudflare Tunnel / Nabu Casa / VPN 何でも OK。我が家は Cloudflare Tunnel で外部公開してるのでそのまま叩いてる。

HA 側 automation

alias: "朝のアラーム → テレビ ON + ニュース"
mode: single
triggers:
  - trigger: webhook
    webhook_id: morning_news
actions:
  - service: media_player.turn_on
    target:
      entity_id: media_player.living_tv
  - delay: "00:00:03"
  - service: media_player.select_source
    target:
      entity_id: media_player.living_tv
    data:
      source: "NHK ニュース"   # 入力ソース or アプリ名

効くポイント

  • iPhone の起床時刻になった瞬間に家のニュースが流れてる
  • 起床時刻を変えても、iPhone の睡眠スケジュール側だけ変えれば追従する (HA 側に時刻を持たせない)
  • 平日だけ / 在宅時だけ、みたいな条件を後から HA 側で足せる

2. テレビをつけたら中央照明 OFF、ダウンライトのみに切り替わる

リビングには 2 種類の照明がある:

  • 中央の照明 (light.living_main) — 部屋全体を明るくするメイン光源
  • ダウンライト (light.living_downlight) — 机の上を照らす指向性の強いスポットライト系

普段の作業中や食事中は中央照明で部屋全体を明るく照らしているが、テレビを見る間はその全体光が画面に映り込んで邪魔。中央照明を消してダウンライトだけにすると、画面が見やすく + 手元の必要なところだけ照らされた状態になる。

やってること

  • media_player.living_tv の state が on に変わったら、
  • かつ中央照明 (light.living_main) が on なら、
  • 中央照明を OFF + ダウンライトを ON に切り替える

HA 側 automation

alias: "テレビ ON → 中央照明 OFF / ダウンライト ON"
mode: single
triggers:
  - trigger: state
    entity_id: media_player.living_tv
    from: "off"
    to: "on"
conditions:
  - condition: state
    entity_id: light.living_main
    state: "on"
actions:
  - service: light.turn_off
    target:
      entity_id: light.living_main
  - service: light.turn_on
    target:
      entity_id: light.living_downlight

なお逆向き (テレビを消したら元に戻す) は作っていない。テレビを消す = その後どう過ごしたいかが人によって違う (寝る / 別のことを始める / 単に消しただけ) ので、戻し方を一意に決めづらい。テレビ ON 時の片方向だけ自動化、戻すのは手動で済ませている。

効くポイント

  • リビングに座って手動で照明スイッチを操作しなくていい
  • 中央照明が元から消えてる時 (= 昼で外光が入ってる、寝る直前など) はそもそも条件で発火しないので、不自然に切り替わらない
  • 「テレビ ON で照明が切り替わる」というルールが単純なので、家族にも説明しやすい

なぜ HA を経由する価値があるか

「アラーム連動なら Google Home でも組めるんじゃ?」「照明連動なら IFTTT でも…」という疑問はある。これは Google Home / Apple Home / IFTTT も使ってきての結論だが、

Google Home / Apple HomeIFTTTHome Assistant
Bravia 制御△ ON/OFF と入力切替くらい△ 限定的◎ 任意のリモコンキーまで送れる
他デバイス連動の自由度△ 提携製品のみ○ サービス連携メイン◎ 自宅 LAN 内のあらゆる機器を統合
条件分岐× ほぼ無し△ 簡易◎ template / state / time / 入れ子条件 全部
遅延・タイマー△ 限定的◎ delay / wait_template が普通に使える
ローカル動作× クラウド依存× クラウド依存◎ 自宅 LAN 内で完結 (クラウド経由は外出時の Webhook だけ)

Bravia の連動が本格化するのは 「条件分岐 + 他デバイスの state + 遅延」が普通に書ける環境 が手に入ってから。Home Assistant はそこをカジュアルにこなす。

ついでに: 画面オフ (音声オンリー) も自動化のネタになる

これは自分でまだやってないけど、Bravia には画面だけオフにして音声は流し続ける機能 (Picture Off) があって、HA からも制御できる。これを使うと

  • 朝の作業中にニュースやラジオを音声 BGM として流す (画面オフで電力も視線も奪わない)
  • 料理中に音声だけ流す
  • 寝る前に音声だけのコンテンツに切り替える

みたいな使い方が組める。テレビを「映像を見るもの」から「家のスピーカーの 1 つ」として扱えるようになるので、シーンの幅が一気に広がる枠。HA + Bravia の組み合わせは音声デバイスとしての可能性もある、というのは持っておくと自動化のネタが増える。

まとめ

Sony Bravia 持ってて Home Assistant も入ってる人は、まず Bravia インテグレーションを 5 分で入れて media_player.living_tv を生やすだけでも価値がある。そこから何を連動させるかは、自分の生活のうざい部分を 1 個ずつ潰していく感じで構わない。

最初は「朝のアラームでテレビが点く」だけでも体験が変わるので、入口としておすすめ。あとは住んでるうちに「これも自動化できるじゃん」が次々出てくる。

制作プロセスについて

automation の構成検討、iOS Shortcuts の「起床時」トリガと HA Webhook の繋ぎ方の調査、Bravia 電源 ON 直後の遅延の必要性切り分け、家族にも理解しやすい automation の命名規則整理などには、Anthropic の Claude Code を活用した。実機 (Bravia + Zigbee 照明 + iPhone) でのトリガ検証・家族への運用説明は人間担当。

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